相談支援専門員を目指した中込直樹さんについて

中込直樹さんは長崎市出身の精神保健福祉士兼相談支援専門員です。

幼少期より人と話をする事が大好きでした。
高校生の時に非行少年や飛行少女の更生保護に関するボランティアに参加した中込直樹さんは少年少女に接していくうちにアルコール依存症の両親の話を聞いた事がきっかけとなり、社会福祉学科のある大学に進学する事にしました。
またボランティア活動に参加する傍らで軽音楽部にも所属しており、ライブなども行っていました。

社会福祉学部精神保健福祉学科のある大学に進学した中込直樹さんは精神保健福祉士の専門課程を専攻し、香川県にあるアルコール依存症に強い精神科病院に実習に行きました。初めて精神病院を訪れた中込直樹さんはかねてから興味のあったアルコール依存症の患者様はもちろんですが、統合失調症の患者様さんとも初めて接する事となりました。

このころから自分でもアルコールを飲むようになった中込直樹さんですが、
模範となるべく飲み過ぎない飲み方を心がけており、アルコールと触れ合いました。

その精神科病院はアルコール依存症の治療に力を入れており、断酒会を積極的に行っていたので、実習担当の精神保健福祉士にお願いし、断酒会に参加させてもらいました。そこは中込直樹さんが今まで経験した事のない、壮絶な体験をした人たちが、その経験を語り合う事でもう二度と酒を飲まないと参加者全員で誓い合う場でした。

酒で酩酊し、その勢いで人を殺し刑務所で妻に絶縁され、その上肝臓機能が麻痺し、何とか命を繋いでいると言う体験談を聞いた中込直樹さんは自分がいかに甘い人生を歩んできたのかを考えさせられたのとともに、自分が何が出来るのかを考えるようになりました。しかし、その答えは中々出ません。その時アルコール依存症の患者様が一緒に考えてくれればそれで良いと話してくれ、寄り添う姿勢が大切だと感じました。
話を聞いていくと、普段はおとなしい人だったそうですが、酒が入ると人が変わってしまうのだそうです。
普段から我慢をしている性格だったそうで、酒を飲むとそのたまっていたものがいっきにあふれ出してしまい、
普段とは違う自分が出てきてしまうのだとか。
これは酒の飲み方の問題もありますが、日ごろの過ごし方も改善しなければなりません。

例えばスポーツや読書などをして日頃のストレスを発散して、
リフレッシュすることも必要です。

なぜならこういったリフレッシュ方法を持っていないと、
酒に頼ることが始まってしまい、酒を飲み過ぎて何か問題を起こしてしまうこともあるからです。

酒は人の人生を大きく変えてしまう可能性を持っているので、
きちんと量を守って楽しく飲むことが必要だと中込直樹さんは感じました。

また、精神科デイケアを行っていたので、実習担当の精神保健福祉士に参加を依頼し参加しました。そこではアルコール依存症とは違う統合失調症の患者様とプログラムを通じて話をする機会がありました。そこで、患者様から私の頭は勝手にいろんな事が頭に浮かんでは消えて大変なんだとの話を聞きました。断酒会とは違ったショックを受けました。そこでも一緒に考えて欲しいと言われました。その時の実習を通じて一番大切な事はどんな疾患であっても寄り添う姿勢が大切と言われました。その実習を通じて精神科疾患のある方の支えになりたい、生活を支えたいと考えた中込直樹さんは精神保健福祉士を取得して、相談支援専門員となり、サービス利用等計画を立てる仕事に就く事を決意しました。今も利用者に寄り添う相談支援専門員を目指しています。
このような人がもっと増えてくれるといいなと感じました。

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